前回は男子プロゴルファーの使用するゴルフボールはどこのメーカーが一番多く使われているのか調査しました。
日本男子プロゴルファー上位30名の使用ボール1番多いメーカーはどこだ!
今回は女子プロゴルファー編です。上位30名、および上位100名を調べてみました。男子プロゴルファーとは違った結果になりましたので是非最後までお読みください。
ツアーランキング上位30名を以下の条件で調査しました。
▼2019年の女子ツアー賞金ランキングにおいて調査
▼ゴルフ総合サイトおよびメーカー側のサイト、JLPGAのサイトからデータを収集
▼ランキングは2019年の物を参考にしますが、昨年各ゴルファーの使用したボールを遡って調べるのは困難なため、あくまでも得られる情報の最新の使用セッティングを元にデータを収集
▼データの優先度合いとして、メーカーサイト>ゴルフ総合サイト>JLPGAサイト とします
女子プロゴルファーはJLPGAのサイトで調べることができるので、男子よりはより多くのデータを得られました。便利ですね・・・。
上位30名の使用ボールメーカーは?
上位30名を30位から1位までそれぞれ紹介していきます。
30位 笠りつ子 タイトリスト プロ V1x
29位 李知姫 タイトリスト プロ V1x
28位 吉本ひかる ブリヂストン 詳細なし
27位 新垣比菜 ダンロップ スリクソン Zスター
26位 全美貞 ダンロップ スリクソン Zスター
25位 菊地絵理香 タイトリスト プロ V1x
24位 三ヶ島かな ブリヂストン ツアーB X
23位 テレサ・ルー キャロウェイ クロムソフト X トリプル・トラック
22位 ペ・ヒギョン キャロウェイ クロムソフト X トリプル・トラック
21位 イ・ボミ ダンロップ スリクソン Zスター
20位 アン・ソンジュ キャロウェイ クロムソフト X トリプル・トラック
19位 高橋彩華 ブリヂストン ツアーB XS
18位 比嘉真美子 タイトリスト プロ V1
17位 成田美寿々 ダンロップ スリクソン Zスター XV
16位 黄アルム タイトリスト プロ V1x
15位 畑岡奈紗 ダンロップ スリクソン Zスター
14位 原英莉花 ブリヂストン ツアーB X
13位 稲見萌寧 ブリヂストン ツアーB XS
12位 岡山絵里 ダンロップ スリクソン Zスター
11位 柏原明日架 キャロウェイ クロムソフト X トリプル・トラック
10位 勝みなみ ダンロップ スリクソン Zスター XV
9位 上田桃子 キャロウェイ クロムソフト X トリプル・トラック
8位 小祝さくら ダンロップ スリクソン Zスター XV
7位 穴井詩 タイトリスト プロ V1
6位 河本結 キャロウェイ クロムソフト X トリプル・トラック
5位 イ・ミニョン タイトリスト プロ V1
4位 ペ・ソンウ タイトリスト プロ V1x
3位 申ジエ タイトリスト プロ V1
2位 渋野日向子 タイトリスト プロ V
1位 鈴木愛 タイトリスト プロ V1x
集計
タイトリスト 11名
ダンロップ 8名
ブリヂストン 5名
キャロウェイ 6名
男子と同じく、最も使用率が高いメーカーはタイトリストとなりました。特筆すべき点は上位5名が全員タイトリストを使用しているところですね。しかし、男子と比べると、上位30名においてはタイトリストの比率は低くなっており、他3メーカーもかなり追随しているのが特徴です。
31〜100位
さらに31位から100位まで調べてみました。今回も選手名を記載すると膨大な量になるため、昨年のツアー賞金順位のみの記載とさせていただきます。・・・いつか時間があれば選手名の記載に変更しますね・・・。
タイトリスト 24名
31 34 36 42 46 48 50 52 53 55 60 61
63 65 66 68 71 76 77 78 84 87 88 92
ダンロップ 22名
33 35 40 44 47 49 56 57 59 62 64 67
69 72 74 81 82 83 86 89 99 100
ブリヂストン 11名
32 37 38 39 41 51 54 58 85 97 98
キャロウェイ 3名
70 80 95
テーラーメイド 5名
45 43 73 90 93
データなし・不明 5名
75 79 91 94 96
1位から100位までの集計
1位から100位までを集計してみると以下のようになりました。
タイトリスト 35名
ダンロップ 30名
ブリヂストン 16名
キャロウェイ 9名
テーラーメイド 5名
不明 5名
女子はJLPGAのサイトが便利なため、不明者は5名のみとなりましたので、不明者のデータが取れたとしても割合に大きな変動はないでしょう。男子の結果と同じくタイトリストが一番多い結果となりましたが、ダンロップも30名とかなり肉薄しています。また、ブリヂストン・キャロウェイ・デーラーメイドの割合も男子より高くなっているところが面白いですね。
上位30位と上位100位で割合の変化は?
最後に上位30名と100名で割合の比較をしてみましょう。
メーカー | 上位30位 人数 | 上位30位 割合 | 上位100位 人数 | 上位100位 割合 |
タイトリスト | 11名 | 37% | 35名 | 35% |
ダンロップ | 8名 | 27% | 30名 | 30% |
ブリヂストン | 5名 | 17% | 16名 | 16% |
キャロウェイ | 6名 | 20% | 9名 | 9% |
テーラーメイド | 0名 | 0% | 5名 | 5% |
不明・その他 | 0名 | 0% | 5名 | 5% |
割合の比較が上位30名>上位100名になっているのはタイトリスト、ブリヂストン、キャロウェイの3メーカーとなりました。しかし、下回っているダンロップ含め、タイトリスト、ブリヂストンに関しては割合はわずかに変わるばかりですので、上位3社に関してはほぼほぼ使用比率に比例していることがいえますね。キャロウェイに関しては上位100位の使用者9名のうち6名がトップ30入りしてますので、大きな差となっています。
まとめ
今回は賞金上位プロゴルファーの使用するボールについて調べてみた女子プロゴルファー編をお届けしました。男子と比較して、テーラーメイドの独壇場は薄くなっているのが大きな違いです。
男子プロゴルファー編でも記しましたが、あくまでも上位30位と100位に区切って人数・割合を出している単純なデータですので、上位のゴルフボールを使ったからと言ってスコアが良くなると言った分析にはなりません。ゴルフはゴルフボールだけでなくドライバーその他いろんな要素が噛み合わさって結果が出るスポーツですからね。
また、ゴルフボールもドライバーやアイアン等と同様、メーカーとプロゴルファーによる使用契約がなされるものですので、上位のゴルファーにこのメーカーが好まれていると言った見方もできますし、逆に、メーカー側は上位のあのゴルファーに契約を取りに行っているといった見方もできます。単なる集計の結果ですが、裏の事情も考慮してみるとこのようなデータも面白いかもしれませんね。
尚、各選手の使用ボールメーカー、使用ギアメーカーはこちらで確認できますので、是非ご覧ください。
また、男子プロゴルファー編の集計結果はこちらとなっております。