野球の守備の花形といえばショート。三遊間に抜けそうなあたりをダイビングキャッチして捕ったり、センター返しの打球を鮮やかに回り込んで素早く1塁に送球したり、レフト線へのファールフライを全速力でダイビングキャッチしたりと、守備で観客を魅了する回数が多いポジションでもあります。また、派手なイメージでもありますが、配球を読んで守備位置を変えたりと身体能力だけでなくセンスや頭脳も必要とされているポジションということも忘れてはならない点です。小さい頃から野球をやっている方は、少年野球の頃からショートはチームの中でも機敏で球際に強く、守備の上手い人が就いてきたポジションというイメージが強い方がほとんどでしょう。
プロでもショートを守る選手たちはグローブにもこだわりがあるに違いないだろう。と言うことで、今回はプロのショートの選手がどこのメーカーのグラブを使用しているのか、調査してみました。
調査条件
▼2020年9月25日現在、今シーズン1軍でショートの先発出場10試合以上の選手
▼使用グローブ確認方法は試合映像や試合写真による目視確認、および各メーカーのサイトやSNS等による契約情報
(メーカーによる契約情報がない場合は今シーズンいずれかの試合の映像・写真を元にしているため、試合によっては以下の通りのグローブ出ない可能性もございます。)
12球団各選手の使用グローブメーカー
セ・リーグ
ヤクルト エスコバー
RAWLINGS
ヤクルト 西浦直亨
久保田スラッガー
巨人 坂本勇人
MIZUNO
横浜 宮崎敏郎
MIZUNO
中日 京田陽太
久保田スラッガー
阪神 木浪聖也
久保田スラッガー
広島 田中広輔
ASICS
パ・リーグ
日本ハム 石井一成
ZETT
日本ハム 中島卓也
久保田スラッガー
日本ハム 平沼翔太
MIZUNO
楽天 茂木栄五郎
ZETT
楽天 小深田大翔
ZETT
ロッテ 藤岡裕大
MIZUNO
オリックス 安達了一
SSK
ソフトバンク 今宮健大
ZETT
ソフトバンク 周東佑京
久保田スラッガー
ソフトバンク 川瀬晃
ZETT
集計
9月25日現在遊撃手10試合以上先発出場選手18名
RAWLINGS 1名
ASICS 1名
SSK 1名
MIZUNO 4名
久保田スラッガー 5名
ZETT 6名
まとめ
以上のような結果となりました。プロで多く出場する遊撃手に人気なブランドはMIZUNO、久保田スラッガー、ZETTの3メーカーが多い結果となりました。パ・リーグのショートはZETTを使用している人が多いです。MIZUNOに関しては4名中3名がブランド契約選手(ミズノブランドアンバサダー)ということからも、メーカー側からもショートの選手の重視度が伺えます。久保田スラッガーは両リーグとも存在感を見せ付けていますね。
今回は9月25日現在のショート先発出場10試合以上という区切りをつけた調査でしたが、ショート出場全選手で調査すればまた違った結果になったかもしれません。シーズン終了後にはショート出場全選手で調査してみたいと思います。先発出場数か何かでポイント付けて比較なんてのも面白そうです。他のポジションの割合とも比較してみるのもいいかもしれません。またいつか記事にさせていただきます。
プロ野球選手の使用グローブの一覧はこちらにまとめてありますので是非ご覧ください。